眩しさや光過敏であること、読みにくさの発見はどうするのか?
子供へのインタビューで
まぶしい?
見える?
は全く意味をなさないと我が子を見ていて思いました。
うちの子は眩しがっていたのか?
全く眩しがっていなかった!
生まれた時から当たり前の見え方?だったのか。小さい頃は疲労に現れて(お昼寝が多い。周りが一日1回の昼寝のころに、午前1回午後1回)いたくらいでわからなかったです。
「見えてる?」
の問いには、
「見えてる」
そりゃ何かは見えているでしょう。
私と同じかはわかりません。
どのように見えているか擦り合わせる必要があります。
細かい本をよく読むようになったときは影でよんでいました。
親としては目が悪くなるよ!と注意してしまいます。。
擦り合わせ方、これが大変です。
あらゆるフォントを見せたりしていました。
拡大して同じかどうかも確認することができるかと思います。
光を当てたり、影にしたり、環境でも変わります。
気になる方はやってみてほしいです。
本当に、その通りですね。
視力測定で「C」(ランドルト環)の切れ目を答えてほしいので、「見えてる?」ではなく「切れ目の方向を教えて」と言うようにしています。
SO(スペシャルオリンピックス)の視力測定は、ランドルト環ではなく、視力表に書いてある絵を見て、手元にある絵から同じ絵を選んでもらいます。
弱視の方のサポートをする時、さまざまな見え方なので、どこまで、何が必要かを確認する必要があります。
この病気なら視野が狭いかも、太いペンより細いペンのが良いかも、羞明があるかも、夜盲があるかも、など、ある程度予測はできますが、すりあわせは必要です。
後天であれば、見えていた時と比較できるので、今の状態の説明をしやすいようですが、先天の場合、すりあわせが難しいです。
知り合いで、先天弱視で眼振があり、揺れて見えるのか訊いたところ、「揺れてない」と聞きました。本当に揺れて見えていないのか、脳が補正しているのか分かりません。
「見えてる?」「うん、見えるよ」や「眩しい?」「眩しくない」では安心できないですね。
医師として様々な患者様と接した経験の範囲になりますが、
気づくためのコツは、まずは相手を信じる事だと思っています。
自分が予測した行動と異なるのは、自分にとって盲点となっている
何らかの理由や価値があるのではないかと思うようにしています。
そして自分が予測した行動と異なる行動を取る理由について、
教えてもらうようにしています。
実際、理由について話を聞いてみると、
結局は自身の何らかの思い込みが理解の邪魔をしていた
と気づかされることが私には多々ありました。